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初心者~中級者向けアジング基礎知識と攻略法

アジの産卵・成長について

      2015/08/07

アジの産卵・成長について詳しく説明します。

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産卵時期・場所

産卵は地域の気候などで異なり、暖かい九州では3~5月に始まり、水温の上昇とともに次第に北上し、東北地方では5~7月、中部・関西方面では5~8月に行われます。
なお、産卵時期も群れで居るので、釣れる時には山ほど釣れますが、シビアな一面もあり、釣果に差が出る魚でもあります。

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クロアジは東シナ海の、沖縄と中国の中間あたりの大陸棚縁辺域が主産場と言われています。
成長しながら日本近海まで流れてきて、春から夏にかけて列島沿いに北上、秋から冬にかけて南下します。
なお、適齢期を迎えたクロアジが全員で東シナ海まで帰省するわけもなく、孵化の適温である18~24℃の場所であれば、ほとんど全国の沿岸で産卵します。
産卵は夜間行われ、産卵数は尾又長20cmの小型アジで約10~30万粒、30cmでは30~40万粒です。卵は直径0.8-0.9mmで、40時間ほどで全長2.5mmの仔魚が孵化します。
定着性のキアジも併せて年間およそ40億匹の一歳魚が誕生していると言われています。


アジの漁獲量

1960~65年にかけて、アジは全国で年間50万トン以上の漁獲がありましたが、漁法の発達による乱獲により、1980年代には1/10の5万トン前後まで激減しています。
なお統計上では、アジとカタクチイワシが少なくなるとマイワシが増え、マイワシが減れば、ほかの魚種が増えるという魚種交代現象が確認されているようです。
(ちなみにマイワシの漁獲量は5.2万トンで、最盛期1988年のたった1%しかないようです。)
アジの漁獲量は1990年代になって年間約30万トンまで回復しましたが、近年では25~16万トンの範囲で推移しています。
なお、漁獲量1位は「サバ類」で62.5万トン、2位が「カタクチイワシ」で41.5万トン、3位が「カツオ」で32.8万トン、「アジ」は8位で16.7万トンとなっています。
また、県別の漁獲高の順位は、1位は「長崎県」で4.6万トン、2位が「島根県」で3.1万トン、3位が「福岡」で0.7万トンとなっています。(平成24年時点)

数が減ると早熟に!

飼育下だと栄養が足りているので15㎝程度から産卵を始めますが、自然界では満2歳になって20cmを超えたあたりから産卵を始めます。
個体数が減って群れの密度が薄くなると、産卵可能なアジのうち、小さいころから産卵するアジの比率が高まるそうです。

続く→アジの種類を詳しく説明

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