アジングファン

初心者~中級者向けアジング基礎知識と攻略法

ハタの種類を詳しく説明

   

hata04

ハタには多くの種類が存在しますが、その中でも比較的ショアから狙いやすい種類を紹介して行きたいと思います。

スポンサードリンク

ハタの種類について

マハタ

hata01

分布生息環境
琉球列島を除く北海道南部以南、東シナ海。~台湾。インド洋にもすむといわれている。沿岸浅所~深所の岩礁域にすむ。幼魚は岩礁や内湾などで見られ、ごく浅い場所に出現することもあるが、成長とともに深海にうつる。東シナ海では110~300mの海域に生息し、160m前後以浅での漁獲が多いといわれている。

マハタの「マ」「ハタ類の代表的」ということを表しています。
近海・浅場で見られるマハタは小型から10kgクラス。成長とともに深場へと移動し老成魚ともなると100kg超級になり、水深数百メートルの深場にはいります。
俗に言う「カンナギ」というのがそれです。

小型のハタには7,8本の黒い縞模様がありますが、成長ともに薄くなっていきます。細かいウロコと、とがった犬歯をもっており、後鼻孔は著しく大きいのが特徴です。
産卵は「5月頃」とされていますが、地域差もあるようです。

食性は肉食でエビ・カニ・イカ・アジ・サバなど何でも食べてしまうようです。
小型の30センチ未満であればショアからも釣れることがありますが、それ以上になるとほどんど沖にでてしまうので、ショアアングラーとしては中々良いサイズにはめぐり合えない魚です。
捕食のための回遊、大幅な移動をする時、活性が非常に高い時などは別ですが、普段は岩礁帯や藻場に身を潜め、獲物が近づいてくるのをじっと待っているようです。

市場価格は、なんと1kgあたり「5千円」もする超高級魚です。淡泊な白身魚で大変おいしく、その食べ方は鍋物、粕漬け、唐揚げ、刺身、煮付け、寿司など多種多様ですが、どれも絶品です。
ただ、お刺身やお寿司の場合、釣った当日、お刺身(お寿司)にしても、硬いだけで旨味があまりませんので、3、4日冷蔵庫で熟成させると良いでしょう。

キジハタ

hata05

分布生息環境
青森県以南~九州までの日本各地。朝鮮半島南部、中国、台湾。日本海側や瀬戸内海でもよくみられる種類である。岩礁域に生息する普通種で、日本では日本海側に多くみられる。

西日本地方では「アコウ」と呼びばれ、釣れると嬉しいターゲットで、筆者もこよなく愛するハタです。
夏から秋にかけては比較的に沿岸部に生息しているので、ショアからも十分狙えるターゲットです。
最大50cmほどになる中型のハタで、体の地色は褐色で、体側には橙色の斑点が密にあり、背鰭基底には大きな黒色斑があるほか、尾柄部にもうすい黒色斑が出ることがあります。
昼でも夜でも捕食行動を起こし、特に昼行・夜行の性格は無いようです。

旬は「春~夏」で、淡白な白身で美味しい高級魚で、刺身や鍋、ブイヤベース、煮付け、汁物と幅広く向きます。
市場価格は、1kg「5~6千円」もする大変希少価値の高い魚ですので、この魚を食べれるのは釣り人の特権でもあります。なお、最近は養殖もおこなわれています。

産卵期は夏で100m以上の深海にいる雄(30cm以上になると雌が性転換して雄になる)が浅海の岩礁域にいる雌のところにやってきて、産卵をおこないます。
産卵後は浮遊卵となって水面を漂う為孵化率は極めて低いようで、養殖における研究においては孵化後6時間以内に栄養補給を行えないと息絶えるという分析結果が出ています。
水温15度くらいから活発に捕食するようになり、25度前後でもっともよく成長するとのことで、通常孵化から3年で25cm、4年で30cm(500g)、7~8年で50cm(2kg)程度に生育します。

なお、山口県においてはキジハタの資源増大を図るため、平成24年度から種苗の量産化・放流を開始しています。
より効果的な資源造成を進めるため、種苗放流後の資源管理を実施することとし、山口県海域における全長30cm未満のキジハタの採捕を「平成25年10月1日」から条例で禁止しています。

その為、小型サイズはリリースを義務付けられているのですが、沖釣りやショアでも水深が深い場所から釣り上げると、急激な水圧の変化により胃袋が口から飛び出してしまいます。そのままリリースしても自力で潜ることが出来ず息絶えてしまいますので、「エア抜き」の対処が必要になります。
この「エア抜き」の道具を低価格で自作する方法が下記サイトで紹介されていますので、是非ご覧ください。

空気袋が膨らんだアコウなどのエア抜き技術・蘇生方法について



アカハタ

hata06

分布生息環境
伊豆諸島、相模湾以南の太平洋岸、山口県、九州北西岸、琉球列島、南大東島、小笠原諸島。~インド-太平洋。熱帯のサンゴ礁域から温帯の岩礁域に生息する普通種。浅所から深所に見られる。

伊豆七島、九州などから比較的入荷の多いハタで、主に中華材料として流通します。値段はやや高めです。
ハタの仲間では小型であり、最大で「40cm程」と言われています。

体色は赤みを帯び、体側には5本ほどの濃赤色帯があるが、これらには個体によって若干変異があります。
食性は肉食で、小魚や甲殻類などを好んで捕食します。
夏に産卵を行います。仔魚は背ビレと腹ビレのトゲが長く、浮遊生活を送ります。
「2年~3年程度で成熟」し、成長に伴って雌から雄へ性転換します。

ハタ類には高級魚が多いですが、アカハタはやや評価が低いようで、これは流通するアカハタが鮮度が低く加熱用として出回るためであり、鮮度さえよければ刺身はとても美味です。
それ以上に旨い食べ方が、中華風に蒸した「清蒸(チンジョン)」です。
蒸して皿に盛り、ネギ、しょうがの千切りなどを乗せる。そこに煙りが出るほどに熱した油をかけると上に乗せた野菜からの香りが合わさって一瞬にして出来上がり。これを老酒、しょうが、酢などで加減したタレをまわしかけて食べます。

あのアジング・メバリングのエキスパートの「加来匠(LEON)氏」も絶賛の調理法なので、是非お試しください。
「清蒸(チンジョン) : Keep Casting. Leon’s Fishing style 」

オオモンハタ

hata07

分布生息環境
相模湾~鹿児島県に至る太平洋岸、九州北・西岸、琉球列島、小笠原諸島。~南シナ海、インド-西太平洋。沿岸域に生息する普通種。防波堤、磯、サンゴ礁域などや、それらの周辺の砂底にすむ。

体側には黄褐色ないし茶褐色の斑紋があり、網目模様を形成することがあります。
この斑紋の色や大きさは、大きさや個体により異なる場合がありますが、普通は瞳孔よりも大きいです。
体長は大きいもので「50cm」ほどに成長します。

深場の岩礁域、沖合いの根周りなどに棲み、小魚や甲殻類、頭足類などを捕食します。
磯の底もの釣りや沖釣りで岩礁域をねらっていると掛釣れることが多い魚です。産卵期は夏です。
本種を含むハタ類は他の魚種と混獲されるか、釣漁で漁獲されるため、水揚量は余り多くないがハタ科の仲間の中では安い部類に入ります。
それでも一般の魚に比べたら高級魚の部類に入ります。

肉は白身で、他のハタ科魚類と同様、刺身、煮物、鍋物などで美味です。
煮付けや鍋料理などが美味しい食べ方とされ、刺身や塩焼きとしても食べられます。

アオハタ

hata08

分布生息環境
千葉県・山形県~鹿児島県。朝鮮半島、済州島、台湾、中国、南シナ海、フィリピン。温帯のハタで日本海側でも多くみられる種。温帯海域を好むハタで、日本海にも分布する。岩礁域や、岩混じりの砂底にすむ。幼魚は浅所でも見られるが、大型個体はやや深場にうつるようである。

「アオハタ」という名前ですが実際は茶褐色で、薄い緑褐色の横帯が入っています。沿岸付近の浅い岩礁帯や砂泥底域に棲み、船でのタイラバでは外道としてヒットすることが多いです。
産卵期は他のハタと同様で夏になります。
ハタ科には巨大になるものが多いですが、本種は比較的小型で、大きくても「35cm」くらいまでです。

スーパーでは「アオナ」、「キハタ」との呼び方で販売され、価格はハタの中では安価で購入できますが、しっかりとした白身で、刺身やちり鍋に最適です。煮付けや塩焼き、中華風の蒸し物でも美味しく頂けます。

 - ロックフィッシュ , , , ,